螺旋特急ロストレイルに登録しているキャラクター背後のブログです
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赤夢
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塗装業
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物書きと読書と映画
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あかいゆめなのに何故ブログは青っぽいのかと聞かれて詰まってしまったどうしようもない生き物。色は青の方が好きなのです。
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何はともあれ、くじを引くことになった。総勢12名。一部からごちゃごちゃと文句が聞こえてきたが、それは笑顔で黙殺された。某薬局の店長とか某バーの店主とかに。
「うーん、ていうか、王様ゲームって何?」
リゲイルがきょとんと首を傾げて訊ねた。
「一人ひとつくじを引き、そこに書いてある番号を自分の番号とし、王様のくじを引いた者の指令に従うゲームでございます。やってみればお分かりになられるかと」
クハイレがくじを引きながら答える。
「王様の指令?」
「はい。例えば「6番、牛を5秒以内に持ってこい」とか、「9番、3分以内に階段を使って一番下まで下りて上がって来い」とかでございます。番号を言い、指令を続けて言うのでございますよ」
無理難題を並べながら言うあたり、クハイレの毒舌性が見え隠れするが、リゲイルは気付かないで相槌を打つ。
「ふーん・・・あ、あたし王様だ!」
リゲイルがはずんだ声を上げて、クハイレが「それはようございましたね」とかすかに微笑んだ。クハイレは基本的に彼女に甘いのだ。
「じゃあ、7番!歴代戦隊物のレッドのポーズを5分で覚えて披露!」
軽やかに無理難題を宣告する彼女は、きっとクハイレに影響されて言ったのだろう。とくに「五分」のところ。
「7番!?あたしじゃないのよっ!」
レモンがぴょこんと飛び上がった。
歴代戦隊物のポーズなんて誰が知っているのか。リゲイルが知っていた。流石は出題者である。
「最初の人はこうで、次のひとがこう、またその次が・・・」
「ちょっと、レッド!待ちなさいよ!」
たしたしと足踏みしてレモンがストップを掛ける。それはどこかの誰かが見たら萌え死にそうな可愛さで、ティモネなどは「あら、可愛らしい」と漏らしたが、ツンデレレモンはつんっと顔を上げて当然よ!みたいな顔をした。ちょっと赤くなっているのは、ほらツンデレですから。
結局、リゲイルがレモンにきっちり全てのポーズを三回繰り返して見せ、レモンは指令をクリアした。
これでも聖なるうさぎだ。けっこうすごいのである。
「ちょっとっ。「これでも」は余計よ!」
これはどうも、申し訳ない。
ターン2
「余が王様なのだ」
ベアトリクスが声を上げた。
「では、4番の者」
「私だね」
にこり、とレイエンが笑って手を上げた。普通は、誰が何番になったのかがバレるとピンポイントな指令を下すことが出来るので名乗りはしないのであるが、彼はそんなことはお構い無しのようだ。ベアトリクスは至極真面目な顔で頷いた。
「うむ。では、TVで見たのにするのだ。ひざまずいてあしを・・・」
「「「待てぃ」」」
三方からツッコミがはいった。がたがたがたっと立ち上がって言葉の先を遮ろうと一斉に言い募る。
「ビイちゃんそんなTV見ちゃいけないよ!そんなの覚えちゃいけません!めっ!ちょっとそこのドクロ君爆笑してないで止めようよ!?」
「待て待て待て待てお前それは不味いだろどんなプレイだよ!一応コレ健全なゲーム・・・だよな?・・・のハズだから!ガキはそんなもん知らんでいい!」
「ベアトリクス、駄目だ、レイエンは本当にやるからそれ以上先を言うな!――待てレイエンお前もやろうとするな・・・!」
たった三人で阿鼻叫喚を再現してみせるツッコミ三人衆には驚きだが、それに対する周囲の反応もまた天然だったり確信犯だったり忙しい。
「ちょっと!あたしツッコミに乗り遅れちゃったじゃないのあんた達なんでハモってるのよっ、あたしを差し置いて(?)!!あたしも混ぜなさいようさぎキックするわよ!」
レモンは憤慨し、
「あ、それ聞いたことある!じょおうさまっていうのでしょ!・・・えーと、レイエンじょおうさま?」
レドメネランテは絶対に意味がわかっていない風に声を上げ、
「うふふ、ビイちゃんたら素敵発言かましてくれたわね。私も負けていられませんわね」
ティモネはいらん決意(DD談)を固め、
「そんな大騒ぎするほどのことでございますか?」
前の主人がそういう系だったクハイレは普通に聞き流し、
「ヒーヒーヒーヒャ―――ハハハハハハァハァアハハアァ!イカス発言ブチかましてくれんじゃねェかチビッコ嬢ちゃんよォキヒヒヒヒヒイイヒャハハハハハハアアヒハハハハハハハハ!!!!」
ダスティは哄笑を上げ、
「・・・じょおうさま?ビイちゃん皇帝じゃなかったっけ・・・」
リゲイルは純粋に首を傾げていた。
ちなみに店主は、レイエンと和やかに語り合っていた。もちろん、本当に和やかなのはレイエンだけで、店主はうそ臭い和やかさだったが。
「みんな若いなあ」
「おや、君も充分若いだろう?」
「いやいや僕なんてオジサンだからねぇ。テンション高いなあみんな」
「シェリダンとそう変わらないだろうに、達観しているね」
「いやいや、僕は年齢不詳で頼むよ」
「ふふ、わかったよ。秘密だね」
・・・和やか?
なんかもう、とにかく、アレである。
幼い少女のたった一言、それも言いかけがここまでのカオスを引き起こすとは誰が予測できただろうか。
一斉にツッコミを浴びてちょっと涙目になったビイをレイエンが「よしよし」と抱いて、ティモネはちゃっかりと頭を撫でていた。
ちなみにツッコミ組(バロア、DD、シェリダン)は他のメンバーにもしっかりツッコミを入れたため、ぜいぜいと肩で息をしている。ツッコミも大変だ・・・
「じゃあビイちゃん、こわーいお兄さん達は無視して、何か他にレイエンさんに頼みたいことはあるかしら?」
ティモネのセリフにまた何か突っ込みたくなった三人だったが、その前にビイの小さな声がして、口をつぐんだ。
「じゃあ、ケーキが食べたいのだ・・・」
レイエンはにこ、と笑って優しい声で訊ねた。
「じゃあ、そうだね・・・どういうケーキがいいのかな?」
この後、レイエンは分身技を披露し、片方は台所でケーキを作り、片方はその場でゲームを続けるという器用なことをやってのけたのだった。
ターン3
「あら、私が王様ですわね」
ティモネが声を上げた。
「・・・無理難題は出すなよ?ガキもいるんだし」
「ええ・・・そうですわね、うふふ・・・では、3番の人、お近くのDDさ・・・間違えました、お近くの大人の男性の方に「唐辛子激辛ペロペロキャンディ」を舐めさせなさい」
にこやかに宣言したティモネに、DDが間髪いれず突っ込んだ。
「待てお前今俺の名前言いかけたろ!?」
「ええ、そうですけど?」
悪びれずにしれっと答えるティモネにDDは頭を抱えて呻きを上げた。ふふふ全くもってご愁傷様だ。ちなみに、作者の気分が文章のところどころに感じられても気にしてはいけない。
「ヒーヒヒヒダスト様サマよォ3番っててめェじゃねェのかよケーケケ!美女のリクエストだぜェ特攻ォ!ヒャーハハハハアアアアアア!!!!」
「げっ」と呻いたDDが席を立つより速く。ダストの腕が灰色のマントの下から伸びてDDの肩を掴んだ。
「ヒヒヒヒヒヒヒィ、遠慮すんなマゾ野郎ォ!」
ダスティの面白そうな発言に「まぞ?」と首を傾げた弱冠三名の少年少女たちに訂正する暇も与えられずに、DDは口の中に灼熱の塊「唐辛子激辛ペロペロキャンディ」を放り込まれた。
「・・・・・・・・・$#%"'!"#=}~=|!"#$!!!?」
吐き出そうと口を開けるDDを見、
「あ、全部舐めさせるまでに吐き出したりしたら罰ゲームですわよ」
容赦ない発言を重ねたティモネの横では、弱冠三名の少年少女が首を傾げて話し合っている。
「まぞとはなんであるか?」
「えっと、ねいすと同じってことじゃないかな」
「ルイスと?わー、そうなんだ。じゃあ今度まぞーって呼んでみるね!」
そこに、突っ込み疲れた体のシェリダンが声をかける。
「お前たち、それはかわいそうだから止めておけ・・・」
「シェリダン君顔が疲れ果ててるよ、若いのに大変だねぇ」
「やだわ、まぞだったなんて!まあ別に(面白いから)構わないけどっ」
「ふーん、DDさんマゾだったんだ・・・面白いこと聞いちゃったなあ」
「ルイス様とご同類でいらっしゃったのですか。それは初耳でございます」
(※デマです。仮面さんごめんなさい)
ダストにがっちりと口を塞がれて、舐めるどころか呼吸も危うくなっているDDがばしばしとダストの腕を叩いてダウンを訴える。が、感情も加減もないダストにそんなことをしても無駄なわけで。
ダストは無表情な目で冷静にそれを眺めているだけだった。元凶ティモネが「飲み込めばよろしいのに・・・」とぼそりと呟いたのを聞いてDDは「鬼!?」とばかりに目を剥くが、なんとかごくんと呑み込んだ。
ダストが指令完遂とばかりに手を離した途端洗面所にすっ飛んでいくDDを、アーテミシアがふよふよと追う。
数分後戻ってきたDDは涙目で、口の中を冷ますように口を開けていた。真っ赤に腫れた舌が見えて、、恨めしそうにティモネを睨む姿は背後的には爆笑だったが店主などは携帯を取り出して写真を撮っていた。鬼だ。
レイエンが「治してあげようか?」と訊ねると首を振って座る。レドネメランテがぽそ、と「イチゴみたい・・・」と呟いて、ぎょっとしたDDがいやいやまさかなと座りなおしたのが、やはりなんというか、いじめたおされる様が堂に入っているDDだった。
「うーん、ていうか、王様ゲームって何?」
リゲイルがきょとんと首を傾げて訊ねた。
「一人ひとつくじを引き、そこに書いてある番号を自分の番号とし、王様のくじを引いた者の指令に従うゲームでございます。やってみればお分かりになられるかと」
クハイレがくじを引きながら答える。
「王様の指令?」
「はい。例えば「6番、牛を5秒以内に持ってこい」とか、「9番、3分以内に階段を使って一番下まで下りて上がって来い」とかでございます。番号を言い、指令を続けて言うのでございますよ」
無理難題を並べながら言うあたり、クハイレの毒舌性が見え隠れするが、リゲイルは気付かないで相槌を打つ。
「ふーん・・・あ、あたし王様だ!」
リゲイルがはずんだ声を上げて、クハイレが「それはようございましたね」とかすかに微笑んだ。クハイレは基本的に彼女に甘いのだ。
「じゃあ、7番!歴代戦隊物のレッドのポーズを5分で覚えて披露!」
軽やかに無理難題を宣告する彼女は、きっとクハイレに影響されて言ったのだろう。とくに「五分」のところ。
「7番!?あたしじゃないのよっ!」
レモンがぴょこんと飛び上がった。
歴代戦隊物のポーズなんて誰が知っているのか。リゲイルが知っていた。流石は出題者である。
「最初の人はこうで、次のひとがこう、またその次が・・・」
「ちょっと、レッド!待ちなさいよ!」
たしたしと足踏みしてレモンがストップを掛ける。それはどこかの誰かが見たら萌え死にそうな可愛さで、ティモネなどは「あら、可愛らしい」と漏らしたが、ツンデレレモンはつんっと顔を上げて当然よ!みたいな顔をした。ちょっと赤くなっているのは、ほらツンデレですから。
結局、リゲイルがレモンにきっちり全てのポーズを三回繰り返して見せ、レモンは指令をクリアした。
これでも聖なるうさぎだ。けっこうすごいのである。
「ちょっとっ。「これでも」は余計よ!」
これはどうも、申し訳ない。
ターン2
「余が王様なのだ」
ベアトリクスが声を上げた。
「では、4番の者」
「私だね」
にこり、とレイエンが笑って手を上げた。普通は、誰が何番になったのかがバレるとピンポイントな指令を下すことが出来るので名乗りはしないのであるが、彼はそんなことはお構い無しのようだ。ベアトリクスは至極真面目な顔で頷いた。
「うむ。では、TVで見たのにするのだ。ひざまずいてあしを・・・」
「「「待てぃ」」」
三方からツッコミがはいった。がたがたがたっと立ち上がって言葉の先を遮ろうと一斉に言い募る。
「ビイちゃんそんなTV見ちゃいけないよ!そんなの覚えちゃいけません!めっ!ちょっとそこのドクロ君爆笑してないで止めようよ!?」
「待て待て待て待てお前それは不味いだろどんなプレイだよ!一応コレ健全なゲーム・・・だよな?・・・のハズだから!ガキはそんなもん知らんでいい!」
「ベアトリクス、駄目だ、レイエンは本当にやるからそれ以上先を言うな!――待てレイエンお前もやろうとするな・・・!」
たった三人で阿鼻叫喚を再現してみせるツッコミ三人衆には驚きだが、それに対する周囲の反応もまた天然だったり確信犯だったり忙しい。
「ちょっと!あたしツッコミに乗り遅れちゃったじゃないのあんた達なんでハモってるのよっ、あたしを差し置いて(?)!!あたしも混ぜなさいようさぎキックするわよ!」
レモンは憤慨し、
「あ、それ聞いたことある!じょおうさまっていうのでしょ!・・・えーと、レイエンじょおうさま?」
レドメネランテは絶対に意味がわかっていない風に声を上げ、
「うふふ、ビイちゃんたら素敵発言かましてくれたわね。私も負けていられませんわね」
ティモネはいらん決意(DD談)を固め、
「そんな大騒ぎするほどのことでございますか?」
前の主人がそういう系だったクハイレは普通に聞き流し、
「ヒーヒーヒーヒャ―――ハハハハハハァハァアハハアァ!イカス発言ブチかましてくれんじゃねェかチビッコ嬢ちゃんよォキヒヒヒヒヒイイヒャハハハハハハアアヒハハハハハハハハ!!!!」
ダスティは哄笑を上げ、
「・・・じょおうさま?ビイちゃん皇帝じゃなかったっけ・・・」
リゲイルは純粋に首を傾げていた。
ちなみに店主は、レイエンと和やかに語り合っていた。もちろん、本当に和やかなのはレイエンだけで、店主はうそ臭い和やかさだったが。
「みんな若いなあ」
「おや、君も充分若いだろう?」
「いやいや僕なんてオジサンだからねぇ。テンション高いなあみんな」
「シェリダンとそう変わらないだろうに、達観しているね」
「いやいや、僕は年齢不詳で頼むよ」
「ふふ、わかったよ。秘密だね」
・・・和やか?
なんかもう、とにかく、アレである。
幼い少女のたった一言、それも言いかけがここまでのカオスを引き起こすとは誰が予測できただろうか。
一斉にツッコミを浴びてちょっと涙目になったビイをレイエンが「よしよし」と抱いて、ティモネはちゃっかりと頭を撫でていた。
ちなみにツッコミ組(バロア、DD、シェリダン)は他のメンバーにもしっかりツッコミを入れたため、ぜいぜいと肩で息をしている。ツッコミも大変だ・・・
「じゃあビイちゃん、こわーいお兄さん達は無視して、何か他にレイエンさんに頼みたいことはあるかしら?」
ティモネのセリフにまた何か突っ込みたくなった三人だったが、その前にビイの小さな声がして、口をつぐんだ。
「じゃあ、ケーキが食べたいのだ・・・」
レイエンはにこ、と笑って優しい声で訊ねた。
「じゃあ、そうだね・・・どういうケーキがいいのかな?」
この後、レイエンは分身技を披露し、片方は台所でケーキを作り、片方はその場でゲームを続けるという器用なことをやってのけたのだった。
ターン3
「あら、私が王様ですわね」
ティモネが声を上げた。
「・・・無理難題は出すなよ?ガキもいるんだし」
「ええ・・・そうですわね、うふふ・・・では、3番の人、お近くのDDさ・・・間違えました、お近くの大人の男性の方に「唐辛子激辛ペロペロキャンディ」を舐めさせなさい」
にこやかに宣言したティモネに、DDが間髪いれず突っ込んだ。
「待てお前今俺の名前言いかけたろ!?」
「ええ、そうですけど?」
悪びれずにしれっと答えるティモネにDDは頭を抱えて呻きを上げた。ふふふ全くもってご愁傷様だ。ちなみに、作者の気分が文章のところどころに感じられても気にしてはいけない。
「ヒーヒヒヒダスト様サマよォ3番っててめェじゃねェのかよケーケケ!美女のリクエストだぜェ特攻ォ!ヒャーハハハハアアアアアア!!!!」
「げっ」と呻いたDDが席を立つより速く。ダストの腕が灰色のマントの下から伸びてDDの肩を掴んだ。
「ヒヒヒヒヒヒヒィ、遠慮すんなマゾ野郎ォ!」
ダスティの面白そうな発言に「まぞ?」と首を傾げた弱冠三名の少年少女たちに訂正する暇も与えられずに、DDは口の中に灼熱の塊「唐辛子激辛ペロペロキャンディ」を放り込まれた。
「・・・・・・・・・$#%"'!"#=}~=|!"#$!!!?」
吐き出そうと口を開けるDDを見、
「あ、全部舐めさせるまでに吐き出したりしたら罰ゲームですわよ」
容赦ない発言を重ねたティモネの横では、弱冠三名の少年少女が首を傾げて話し合っている。
「まぞとはなんであるか?」
「えっと、ねいすと同じってことじゃないかな」
「ルイスと?わー、そうなんだ。じゃあ今度まぞーって呼んでみるね!」
そこに、突っ込み疲れた体のシェリダンが声をかける。
「お前たち、それはかわいそうだから止めておけ・・・」
「シェリダン君顔が疲れ果ててるよ、若いのに大変だねぇ」
「やだわ、まぞだったなんて!まあ別に(面白いから)構わないけどっ」
「ふーん、DDさんマゾだったんだ・・・面白いこと聞いちゃったなあ」
「ルイス様とご同類でいらっしゃったのですか。それは初耳でございます」
(※デマです。仮面さんごめんなさい)
ダストにがっちりと口を塞がれて、舐めるどころか呼吸も危うくなっているDDがばしばしとダストの腕を叩いてダウンを訴える。が、感情も加減もないダストにそんなことをしても無駄なわけで。
ダストは無表情な目で冷静にそれを眺めているだけだった。元凶ティモネが「飲み込めばよろしいのに・・・」とぼそりと呟いたのを聞いてDDは「鬼!?」とばかりに目を剥くが、なんとかごくんと呑み込んだ。
ダストが指令完遂とばかりに手を離した途端洗面所にすっ飛んでいくDDを、アーテミシアがふよふよと追う。
数分後戻ってきたDDは涙目で、口の中を冷ますように口を開けていた。真っ赤に腫れた舌が見えて、、恨めしそうにティモネを睨む姿は背後的には爆笑だったが店主などは携帯を取り出して写真を撮っていた。鬼だ。
レイエンが「治してあげようか?」と訊ねると首を振って座る。レドネメランテがぽそ、と「イチゴみたい・・・」と呟いて、ぎょっとしたDDがいやいやまさかなと座りなおしたのが、やはりなんというか、いじめたおされる様が堂に入っているDDだった。
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