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螺旋特急ロストレイルに登録しているキャラクター背後のブログです
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プロフィール
HN:
赤夢
性別:
非公開
職業:
塗装業
趣味:
物書きと読書と映画
自己紹介:
あかいゆめなのに何故ブログは青っぽいのかと聞かれて詰まってしまったどうしようもない生き物。色は青の方が好きなのです。
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~霞月三番目の上天の日~
私は暗殺に失敗した。
その結果ここにいる訳だが、いつまでもこの場所にいる気はない。
失敗した以上、ここに長居しては私が暗殺対象になるだろう。
それは御免だ。私は逃げさせてもらう。
しかし、そう決意を固めた所で、この場所の警備は厳しい。
何とか隙はないものか。

~霞月三番目の中天の日~
昨日食事が出なかったので兵糧攻めか、と身構えていたが今日はいやに豪勢な食事が出た。
昨日は忙しくて私の食事を忘れていたから、お詫びだと言うのだ。当然だ。昨日は私が暗殺未遂を図ったせいで大騒ぎだったのだ。私は毒殺の可能性も考え、隣の牢の囚人に半分食べさせて様子を見てから食べた。意外にも毒は入っていなかった。

~霞月三番目の下天の日~
こともあろうに私の暗殺対象が目の前にいる。
何を考えているのかさっぱりわからない。こちらとあちらを隔てる厳然たる壁はあるものの、私が短剣の一振りでも持っていたら即座に殺せる距離だ。
そして、三日も経っているのに私を狙った刺客の一つもないことに違和感を覚える。
まさかこいつが何かしたのだろうか?
今日は何だかワケのわからないことを言って去っていった。
それにしても、最後の「次の上天の日を楽しみにな」という言葉が気にかかる。もしや、私は五日後に処刑されるのだろうか。

~霞月三番目の厘天の日~
私は処刑されるのかと看守に尋ねると牢番がやたら嬉しそうにしたのでまさか本当だったのか、と肝を冷やしたが、どうやら違ったようだった。「ようやく口を聞いてくれた」だのなんだの言っているが、こいつらは主人同様どこかおかしいのだろうか?
私が沈黙していると肩を落として戻っていったが、交代の時に私と会話した事を自慢げに話していて、相手も本気で羨ましがっているようだった。声を落としていたが、牢獄は声が響くのだ。やはり、主人同様どこか頭がおかしいらしい。

~霞月三番目の干天の日~
おかしい。これだけの日数が経っているのに刺客や毒殺の類いが一切ない。
しかも、私は暗殺未遂をしたというのにいまだ拷問の憂き目にもあわずただひたすら退屈を持て余している。
まるで脱走して下さいと言わんばかりだが、相変わらず牢番たちはとぼけた顔をしておきながら隙ひとつない。
生殺しというやつだろうか。
私は油断をしないよう、見つからないよう、静かに感覚を研ぎ澄ませている。

~霞月三番目の止天の日~
また私の暗殺対象がやってきた。私が無言で睨みつけるとその美しい顔を綺麗に笑ませ、国で最高級の織りの衣が汚れるのにも構わずしゃがみこみこちらを覗いてくる。
私は幾度その白い喉を掻っ切ってやろうと思っただろうか。しかし現実には私の手は鎖に繋がれ、檻から出ることは叶わない。
城から一歩も出たことがないだろうその動作は鍛えられた者のそれではなかったが、しかしそれでも私よりは力があるだろう。背も私より高いのだ。
しかし私はそれで良かった。私は力で殺すのではないからだ。速さと正確さ、鋭さで殺すのだ。
今まで失敗などしてこなかったが、今回ばかりは失敗した。言い訳をするなら、警備が完璧すぎたこと、情報が不足していた事が原因だ。今回の暗殺対象は少しばかり頭がまわり過ぎる御仁だったようだ。まぁ、そうでなければ王などやっていられないだろうが。

~霞月三番目の桃天の日~
また来た。昨日来ておいてまた来るとは、余程暇なのか。
しかもわざわざ食事を手ずから運んできて、椅子まで持ち込んで、長々とこの場に居座る気満々のようだ。
私はいい加減こいつは頭のネジが抜けていると分かっていたが、それでも尚呆れた。まったくもって、何を考えているのかわからない。
側仕えの一人でも連れてくればいいものを、たった一人で囚人の前で話をする。
しかも世間話だ。どこそこの猫が城に入ってきて猫嫌いの女官が大騒ぎして大変だったとか吟遊詩人を招いたら将軍の妹の心を射止めて駆け落ち騒ぎになったとか実は今日の牢番は池の鯉を釣って食べたとか流行の服を選ぶならどれがいいとか何色が好きだとか。
本当に、暇なのだろうか。暇なはずはないのになぜこんなところで話をしているのか。
言うと口元に人差し指を当てるという異国から伝わってきた動作をして、書類仕事から逃げているとのたまった。ここが一番安全だからだのなんだの言っているが、ほとほと呆れた。
結局日が傾くまでそこに居たが、困りきった様子の牢番が何事か耳打ちし、「ではな」と言って出て行った。
そういえば明日はあいつの言っていた次の上天の日だ。何が起こるのだろうか。退屈すると思っていた牢獄生活が賑やかなのがなんとも可笑しくて、私は久しぶりに笑った。

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赤夢は石が大好きです。
どういう石が好きかと言うと、透き通った石が好きですが、色の綺麗な石はみんな好きです。
色が濃くて透き通った石が好きです。
ビーズアクセという意味で好きなのではなく、石そのものが好きです。
無論ビーズアクセ用に綺麗に磨きぬかれた石も好きですが、原石とかも結構好きです。
炭鉱の跡とかに行くと大量にそれらの欠片が落ちていることがあります。
時々化石も落ちてます。
それらを拾って拾って拾いまくって、紙やすりを使って自分で磨きます。
錆びを表面にこびりつかせた石が美しい紫色を取り戻した時などは新発見をした子どものような気分でした。
宝石に出来るような純度の高いものを見つけるのは稀でしたけど、少なくとも通販で取り寄せた宝石の原石よりは純度が高いものが多かったし綺麗でした。
あー、でもまぁ石を背負ってハイキングみたいなもんなんで、次の日は疲れと筋肉痛に襲われてました(笑

とまあ、原石が好きですが、店で売ってる石もそりゃあ好きです。
アクエリアスという店とかではひたすら飽きる事無く石を眺めてます。
母によるとそんな時の赤夢の目はものすごく輝いているそうで・・・(汗
でも赤夢は和名で覚えてる石が多いので、英名はわかりません。
一般的なのは英名でも分かりますが・・・なんでしょね。


起床。
(叩き起こされる)
食事。
(半分寝ながら食べる)
仕事。
(言われた事は器用にこなすがやる気皆無)
昼寝。
(声がかけられなくなった時点でどこかで寝る)



昼寝。
(飯だよー!と声をかけられても気付かない為、時々食事抜きになる)
襲撃。
(時折他の海賊から襲撃があるが、極度の面倒臭がりなので必要がないと何もしない)
仕事。
(サボって昼寝していてよく手痛い罰を食らうが、あんまり反省してない)



食事。
(食べていると賭博に誘われる)
寝る。
(見張り当番の時も寝ているように見えるが、どうやらちゃんと起きているらしい)




気付くと寝てばっかの男。
ターン4

「あっ、僕だ!」
レドメネランテが嬉しそうな声を上げた。

皆が見守る中、レドメネランテは「うーん、うーんとね」と楽しげに呟き、
「えーっと、じゃあ、2番と1番の人が、うーんと、えっとね、こんにちはって挨拶して、握手して、にっこり仲良し!」
純真な、命令ともいえない命令に、「俺もこういうのに当たりたかった・・・」と某便利屋が遠い目をしたとかしなかったとか。
「一番。余なのだ」
「あ、ボク2番だねー」
どことなく照れくさそうに握手して挨拶をする二人。照れくさいのを必死に隠そうとしているところがなんとも微笑ましい。
何で自分がこんなことを・・・という年齢に似合わぬ哀愁を漂わせていたバロアだったが、今この瞬間の彼は綻んだ笑みを浮かべていて、ファンには眼福極まりない光景となった。


ターン5

「あら、あたしじゃないの!」
レモンが驚いたような喜びの混じった声をあげた。

最初こそ「あたしが王様のくじをひくのよ!」と自信満々だったレモンだが、中々引けなくてだんだんと耳が元気を無くして垂れてきていたのだ。それでも顔は「別に気にしてないわよ!」という表情をしていたのだから、とんだ意地っ張り・・・否、ツンデレである。
今は耳がぴんと立って「あたしの時代が来たわねっ!」と全力で主張している。動物好きにはたまらない可愛いさだ。
「よかったね、ホワイト!」
リゲイルが満面の笑顔で祝福した。
「当然よっ!じゃあ指令を言うわよ、9番覚悟はいいかしら!?」
レモンはふんっ!と斜め160度くらいを見て宣言した。
「にんじん100個貢ぎなさい」
「じゃ罰ゲーム引こうかな」
突っ込みもせずサラッと流して罰ゲームの箱に向かったのは店主。本名不明、とてつもなく胡散臭い謎な男である。どっこいしょと立ち上がる所は年寄り臭い気もするが、しかし若く見える・・・ような気もする。イマイチ掴めない男である。
「じゃあ逆鱗引きなさい」
よりによって逆鱗かい。
某所から心中でツッコミが入るが、口に出す者はいない。
「逆鱗ね」
店主は面白そうに笑って「逆鱗」と書かれた箱に手を突っ込む。
「えーと、6番の人?」
「・・・・・・・・・・・・我だ」
シェリダンが渋々手を上げた。
「あ、シェリダン君か。これは楽だなー
「・・・・・・何か言いましたか、店長」
「なんでも?」
明るい声をあげた店主がくるりと振り返った。にんまりとチェシャ猫のように含みを持たせて笑う。
「シェリダン君、実はこの間ドンペリを三本無断拝借したよ。それから(ピー)万のグラス1セット割っちゃっ」
店長貴様ァアアア!!
キレた。
勢いよく立ち上がって叫んだシェリダンの角から紫電が迸る。対して店主はいたって普通に軽く言葉を発した。
「ごめんよー給料上げるから」
「時給の80円値上げを要求します」
瞬時に怒りをおさめてさっさと座るシェリダン。
手慣れているように見えることからして、よく怒らせているのかもしれない・・・


ターン6

「うん?ボクかー」
バロナバロアが微妙にやる気なさ気に言った。

「そうだなぁ・・・指令ね・・・じゃあ、5番呪いを解く方法を探してきて。」
いきなり無理難題を言い出したバロアに「えーと?」と首を傾げたのはレドメネランテだった。
「呪いー?・・・よくわかんないから罰ゲームひこうかなぁー」
のほほんと言っててくてくと罰ゲームの箱に向かうレドネメランテは、どうやら罰ゲームにもいたく興味をお持ちのようだ。楽しそうに向かう彼が何も知らないで魔境に足を踏み入れていこうとしているような気がしてバロアは待ったをかけた。
「か、仮装で!レン君仮装でね!」
今しも「セクハラ」の箱に手を伸ばそうとしていたレドネメランテは「うん、わかったー」と素直に「仮装」の箱に手を入れた。これでカタストロフィは避けられたと、誰もが思った。
「うんとねー、・・・?」
「見せてみろ。・・・いぬみみそうちゃく・・・犬耳(垂れ耳)装着?」
シェリダンが後ろから覗き込んでそれを読み上げた。
瞬間、一部のメンバーの脳裏に何か意味不明の映像が過った。それは罵倒であったり単なる混乱の末のよくわからないものであったりまぁいろいろしたのだが、とにかく彼らの脳内でカタストロフィなりかけの何かが起こったのは確かだった。ちなみに背後はとても楽しい。
垂れた獣耳を装着し、レドネメランテはちゃんと写真を撮った。ツッコミの微妙な視線とボケの微笑ましい視線とを受けながら、レドメネランテはそれが気に入ったようでちゃっかり装着したまま席に戻った。
「可愛いー!似合うね、レド君!」
「えへへ、ありがと」
はにかみがちに笑うレドメネランテは、某万屋さんがいたら問答無用でぐりぐり撫でそうな可愛さだ。
「マニアックなもの被ったわね、でも負けないわよっ」
「・・・触ってもよいか?」
妙な対抗心を燃やすレモンと、じーっと耳を眺めて手をうずうずさせているベアトリクス以外はにこにこ笑っていたり絶妙な表情をしていたりひたすら笑っていたり無表情だったりと千差万別だ。
「楽しいね」
にこりと笑って天然気味にそう言ったレイエンに、心から同意できるのは、子供達とティモネだけだった・・・


ターン7

「あれ、僕が王様だねぇ」
店主が「王」と素っ気無く書かれた棒を持って暢気な声をあげた。

「うーん・・・じゃあそうだねー、この魔法薬飲んで欲しいなぁ10番の人」
「うむ。余なのだ。・・・これは何なのだ?」
普通に魔法薬(蛍光オレンジのどろっとした液体)受け取って飲もうとしたベアトリクスに、その液体のヤバさを一番身に沁みてわかっているシェリダンが止めた。
「待て、それを飲むと何が起こるかわからん」
「ヒーヒヒヒヒヒィ何だなんだァ毒でもはいってんのかァそォりゃ最高じゃねェかヒヒャハハハハハハァイカシてるぜェクヒヒヒヒヒ!」
「店主さん!またやってるー!」
「うむ?毒なのであるか?」
「危険な物子どもに飲ませてんじゃないわよ?」
「あらあら、危ない物持ってらっしゃるのねぇ店主さんは」
「魔法薬・・・効能はどのようなものなのでございましょうか」
「魔法薬?・・・まほーやく?」
非難囂々な周囲の反応を聞いて、店主は「じゃあ、」と続けた。
「隣の人に飲ませて?」
ベアトリクスの今の状態。
レイエンにだっこされていて、ティモネに撫でられている状態。
「・・・では、」
「ベアトリクスさん、そっちの骨持ってる人にしなさい?」
ティモネが素早くレイエンの隣を指して言った。確かにレイエンにだっこされている以上レイエンの隣はベアトリクスの隣である。
「うむ、わかったのである」
「待ていいのかそれ!?」
「まぁ、・・・いいじゃありませんか」
にっこりと微笑むティモネを何故か直視できずに目を逸らすツッコミ。
「ケケケケケッ!!てめェじゃねェかダストサマよォ!?ヒーヒヒヒ往生しやがれ死神閣下サマサマよォオオヒーハハアアア!!!」
嘲笑する髑髏の言葉など聞こえてすらいないかのように平然とベアトリクスから薬を受け取り、飲む。
ぼむっ
爆発が起こった。
「は?」
「ええ!?」
「爆発!?店長、貴様何を渡した!?」
「え、わからないから渡したんだけど?」
「そんな危険な物渡す奴があるかーーー!!!」
「いやだってこれは後々に関係しないので大丈夫ですって赤夢がいたたたたたた」
「誰かコイツ殴れ!いやむしろ俺が殴る!」
「あたしがやるわよー!」
「お仕置きしましょうか?」
爆発が収まった後のそこには・・・・・灰色の猫がいた。
「猫・・・」
「・・・猫?」
「ネコだー!」
「ネ、ネコ!?」
「変身薬だったか。よしメモメモ」
「貴様反省しろ店長」
「あらまぁ」
「おや」
猫は自分の身体を見下ろすと、何故か無表情とわかる仕草でその場に座り込んだ。・・・呆れるほどに反応の薄い死神である。
「あら、可愛い」
ティモネは過日の騒動を思い出したか、微妙な顔をしたが、手を伸ばして死神猫を撫でてみた。
「あ、あたしも・・・」
どきどきとリゲイルが手を伸ばす。死神猫は別段気にした風もなく撫でられるがままになっている。
「ヒーヒヒヒヒヒヒ!!!可愛らしくなっちまったなァオイ旦那よォクヒヒャハハハハハハハアア!!猫!猫だってよォケケケケケケケヒーヒヒヒヒヒイ!!!」
死神猫はちらりと髑髏を見たが、別に何の反応もしない。
ふとレイエンが顔を上げた。
「おや、ケーキが出来上がったようだね。少し休憩にしないかい?」
「賛成・・・疲れたぜ・・・」



こうして混沌に満ちた第二回王様ゲームは終了です。
ちなみに皆さんが投稿してくださった罰ゲーム
・額に「肉」と書いてどじょうすくい
・体技⇒参加者全員を上に乗っけてお馬さんごっこ
・セクハラ⇒跪いて鞭で叩かれる(それ、セクハラ?
・仮装⇒獣耳装着写真撮
・逆鱗⇒店長を怒らせろ・・・!
以上です。
たくさんのご応募ありがとうございました!!感謝!!

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